セゴ VS サルコ。

第1回投票の結果が即日開票されて、与党UMP(民主運動連合)のニコラ・サルコジ(31.11%)と社会党セゴレーヌ・ロワイヤル(25.84%)の決戦投票進出が決定。
中道派UDF(フランス民主連合)議長のフランソワ・バイルーは18.55%で3位、極右FN(国民戦線)のル・ペンは4位、10.55%とこれまで出馬した中で最低の得票率でした。
投票率は84.60%と歴史に残る高さを記録。有権者の関心が高まっています。
直接選挙だからこそなのでしょうけれど、日本では考えられない数字ですね。
小学校低学年の子供の間でも選挙の話が出るとか。子供がインタビューされてました。

大統領制の国は西ヨーロッパでは少数派。大統領がいても実際には首相が権力を握る、日本と同じ議院内閣制の国が多いようです。
フランスも議院内閣制だったけれど、政党が多く議会がまとまらなくて政治が不安定だったため、1958年、当時の首相ドゴールが憲法を改正して大統領制を導入。
それによって議会の権限が抑えられ、大統領が首相の任命、下院の解散、国民投票、《非常事態権限》という強力な権限を行使することができるようになりました。
アメリカの大統領と違うのは、大統領は議会の可決した法案に拒否権は持っていないけれど、フランスの議会はアメリカと違って大統領を弾劾裁判にかけることができないということ。
シラク大統領もパリ市長時代の汚職疑惑があるけれど、議会には追求する権利がないようです。

アンチ・サルコジだったシラクが突然サルコジを応援するようになったのには、サルコジがシラクの《汚職》をネタに取引をしたからだという噂も…!?

決選投票は5月6日。2日に候補者2人の討論がTVで放送されるそうです。

↓ジャーナリスト、カール・ゼロとミシェル・ロワイエによるサルコジとロワイヤルを中心に大統領選の候補者を追った政治(ちょっとギャグ)ドキュメンタリー映画《Ségo et Sarko sont dans un bateau》(セゴとサルコは同じ舟の中)。面白かった。
このコンビは前作《Dans la peau de Jaques Chirac》(シラク大統領になってみたら)でセザール最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しています。