グレーヴ?いや、セシリアでしょ。

メトロの改札も閉鎖。(19日午後1時頃)予告されていた昨日18日のグレーヴ(ストライキ)。
グレーヴ?またか…ぐらいに思っていたのだけど、始まってみたらどうやら今回のは半端じゃなさそうで、今日も続いている。
昨日はSNCF(国鉄)やRER(郊外線)などでは本当に電車が一本も走らないところもあったみたいで、郊外の知り合いの最寄りのSNCFの駅は閉まっていたのだそう。

今日は特別に郊外から郊外へ移動しなければならない日だった。午前中の仕事はまだ電車も少しあるので何とかなったけれど、バスを乗り継いでやっとパリに戻ってきた時にはメトロの改札も閉められていた。
夕方の郊外の仕事は本当にまったく交通手段がなくてキャンセル。メトロは動き出したようだったので急遽市内の生徒のレッスンに切り替えた。

メトロとRER-A・Bの情報はRATPのサイトのトップページへ。
グレーヴ中のSNCFやRER-C・D線の運行情報は→ http://www.abcdtrains.com/ というページへどうぞ。

7月にスタートしたパリ市のレンタサイクルVélibはこのグレーヴで大活躍だけど、通勤などで自転車が集中してしまって駐輪しきれないステーションや、逆に自転車が出払ってしまっているステーションも。
私も夕方Vélibを使おうとしたのだけど、ひとつだけ残っていた自転車が壊れていて結局メトロを待った、、、
メトロはパリにしてはかなりの混雑。日本のラッシュを知ってる人には笑っちゃうほどまだすきまがあるのだが、こちらの人たちはちょっと押されただけでいちいち大騒ぎ。
入り口付近にいた年配のマダム:《エー!オー!!ムッシュー、押さないでくださいよ!》
メトロに乗ってきたムッシュー:《もっと詰めてください、乗ってきたのは私だけじゃないんですよ》
マダム:《ソヴァージュ!!!(【野蛮人】とでも訳するのかな〜)》…etc。
いまだにムカつくのは、この混雑になっても駅に着いた時に出口のそばに立っている人で絶対外に出ようとしない人がいるってこと。
日本だったらこういう場合、一度外に出てまた乗るのが当たり前だけど、決してそれが世界の常識じゃないってことなのだ、、、

こんな大きなグレーヴは久し振り。でも意外にもLibération紙のトップを飾ったのは « Desparate Housewife »(←人気ドラマのタイトルから。日本でも放送してます?)という大きな見出しのセシリアの写真だった。

Desparate housewifeそう、サルコジ大統領と妻セシリアのエリゼ宮(大統領官邸)離婚のニュースはかなり世間を騒がせている。
(日本だったらワイドショーとかでもっともっと大変な騒ぎになるんだろうけど。レギュラーの番組の時間を変更して報道されちゃうかも。)
もっともこの件についてコメントを求められたある政界人は「このグレーヴの最中にそれどこじゃないでしょ」と戒めていたらしいけれど。

さすがのフランスでも大統領が任期中に離婚したという前例はないとか。
いまや【ex】(元)ファーストレディのセシリア、スペイン系ユダヤ人の家系だそうで、曾祖父が作曲家のアルベニスとか?前夫は昔、日曜日の午後のフランス2の国民的バラエティ(?)番組(あのヴァネッサ・パラディも子供の頃に出演して歌った。)を司会していたジャック・マルタンおじさんというから驚き。しかも2人が出会ったのはサルコジがヌイイ市長としてジャック・マルタンとセシリアの結婚式を行った時なんだそうで…。(サルコが一目惚れして猛烈にアタックしてきたのだとか?)
セシリアは浮気も認め、静かに暮らしたいと言っているそう。型にはまったファーストレディになりたくないと言っていたようだけど、プレッシャーは相当なものだったのだろう。自分は大統領夫人という柄ではない、夫婦の間に自分の居場所がなくなった、いろいろ努力したけどだめ…と疲れているようだった。
これがもし日本だったら、我慢しておしどり夫婦を演じたりしてビョーキになっちゃうところかもしれない。
ちなみにフランスの国民の大半は大統領の離婚は政治にとって重要なことではないと考えている様子。

ミッテランやシラクの時代と違ってなんだか急にエリゼ宮が国民に近くなった気がする…。
フランスじゃ離婚はごく普通のことだし、、、
ちなみに某ブログによると日仏カップルの離婚率は90%ぐらいなんじゃないかという話 Σ( ̄∇ ̄;)!

日本でも売ってますね。
邦題は《デスパレートな妻たち》