スト再開。

パリのメトロは小さいので混み方が半端じゃない。またグレーヴ(ストライキ)だ。
フランスでは昨日から国鉄SNCFの労働組合を中心とした【Régimes spéciaux】(特別年金制度)撤廃に反対する全国的に大規模なストが再開して、交通が大幅に乱れている。
この混乱にはフランス人もうんざりしていて、アンチ・グレーヴを叫ぶ人も増えているけれど…。

パリ市内のメトロは路線によるけど、平均して6本に1本。無人の14番線だけは通常通り運行していて、パリを東西に横切る主要路線1番線も2本に1本と比較的本数が多い。
でもその他の路線には【Quasi nul】(ほとんどゼロ)とか【Service non assuré】(サービスの保証なし…ってこれがビミョーなんだけど、はっきりしてほしい!)が多く、うちの近所のメトロは2つの線のうちひとつは45分待ち、もうひとつはまったく動いていなくて、ホームへの階段に例の赤と白のテープが張られていた。
車だったらな〜、と思うけど、それはそれで問題。ペリフェリック(パリの外環)は渋滞で時速30km、渋滞の距離は全国で300km以上にも及んだとか!?
レンタサイクルVélibは大活躍だけど、自転車を確保するのが大変らしい。たった1台残っていた自転車になぜか個人の鍵がかけられていて「予約済」だったりする( ̄Д ̄;)
ローラースケートやキックボードで通勤・通学する人も結構いるみたいだった。

地方の人はもっと大変だ。地方間のTGVはゼロ。ユーロスター、タリスなどヨーロッパ諸国とフランスを結ぶ路線もかなり間引き運転だ。
皮肉にも昨日11月14日はユーロスターの開通記念日(1994年)。しかも、パリ=ロンドンが最短2時間15分に短縮される新しい路線が開通して、セント・パンクラス(St Pancras International)駅がオープンした日だったのだそうで、、、

この特別年金制度の改革、定額給労働者の年金納付期間を37.5年から40年に延長するというもの。
それって改革というより改悪じゃないだろうか?
昨日のニュースではフィヨン首相はストなんてやっても無駄だ、みたいな譲らない姿勢だった。
サルコジが働け、稼げ、購買力を向上させよう、というのは発想はポジティブだとは思うけど、それが成り立つのかなぁ?なんかフランスっぽくない。
サルコジの政策で得するのはもともと購買力も資産もある一部の層だけでは…?
社会主義っぽい大半の国民のメンタリティをそう簡単に変えられるんだろうか?
公務員を大事にしないとますます公的サービスが悪化するんじゃ…( ̄▽ ̄;)

このグレーヴ、少なくとも土曜日まで続くそうで、国鉄だけでなくてEDF(電力)やGDF(ガス)、その他公務員や学生も加わって大きくなりそう。

1995年の暮れの大きなグレーヴは6週間にも及んでひどい目に遭った。
今となっては伝説みたいだけど、セーヌ川のバトー・ムーシュで移動した人、ペリフェリックを4時間(だったかな?)歩いて19区(パリの北東)のCNSM(コンセルヴァトワール)からパリの西の郊外ナンテールまで帰った人もいた!
どうか今度のグレーヴは長引きませんように…。