オーケストラのコンクール。

某国立管弦楽団の本部何年か前に伴奏したことがあるヴァイオリンの知人からオーケストラのコンクール(オーディション)の伴奏を頼まれた。
お昼に呼び出されていると言うので朝入っていた他のリハーサルを少し早くしてもらって夕方の仕事まで時間があるから引き受けたのだが、会場に向かっていたら「ここのオーガナイズメチャクチャ!お昼に呼び出されているグループ、審査員がお昼を食べに行くから14時以降に変更になったって。弾くのは15時頃になりそうだけど大丈夫?」というメッセージが来た。
フランスのオーガナイズはこれだから💢‼️

まぁ夕方の仕事には間に合うだろうととりあえず現地入り。おかげでお昼をゆっくり食べる時間ができたけれど、ヴァイオリンの知人は緊張が長引いてしまって気の毒だった。
他のオーケストラもそうだったけれど、控え室は大部屋。ここはピアノがあったのでちょっと合わせができた。でもみんながそれぞれ勝手に音出ししていて落ち着かないので上の階のサロンみたいなスペースに移動。待っているヴァイオリ二ストが数人ソファーでお昼寝したりしていた。

ソファーがあってくつろげるスペース。 カフェみたいなカウンターも。 ちょっとCNSMっぽい。

一次は非公開、ついたてのある部屋だった。
ついたては初体験。聴いている人の顔が見えないのはいいような悪いような、すごく不思議な感じがした。
オーケストラのコンクールってコンサートや普通のコンクールとは違う。本当に短い時間で自分をアピールしなきゃならない。
確実なテクニックとかなりの集中力と瞬発力、説得力… やはり相当経験が必要なんだろう。

La Seine depuis le Pont de Vitry

橋を渡ってバスで音楽院に向かった。
まるで初夏の陽気の午後。仕事がなければのんびりお散歩していたかった。

私が伴奏した知人は今回残念ながら2次に行けなかったそうだけれど、懲りずにまた頑張ってほしいものだ。
公式伴奏者が同じコンチェルトを何十人も伴奏していてひとりひとりの音楽に対応しきれないのやゆっくり合わせができないのが好きじゃないと言っていたけれど、少しはお役に立てただろうか?