シャンゼリゼ通りのVirgin Megastore ヴァージン・メガストアが閉店してしまう。
この間全品半額の在庫処分バーゲンがあったけれど行けなかった。
今更だけど様子を見に行ってみたら、閑散としてもうすっかり閉店ムードに染まっていた。
シャンゼリゼ店は昔初めてパリに来た時に寄ってその広さとCDの在庫の豊富さに感動したのを今でも憶えている。留学当初、学生時代によくCDや書籍売り場に通ったものだった。
当時は日曜日や夜遅くまで開いているお店が少なくて、重宝していた。地下の本の売り場も気に入っていた。
でもインターネットの普及でCDやDVDなどの売り上げが減って雲行きが怪しくなってきて…。
そういえば私もいつの頃からかCDや本を滅多に購入しなくなったし、VirginよりFNACに行くようになっていた…
先日の閉店ソルド(バーゲン)ではPCやタブレットなどを半額で買ってネットで高く売る事を企んでいる人たちが何個もわしづかみ状態だったらしい。
発売になったばかりのDVDやBD、マンガなどは並んでいたけれど売り場はがらんとしていた。
ちょっと話がそれるけど、今こちらで日本のコミックスが相当人気らしい。
↑「神の雫」はそのまま、« Les gouttes de Dieu
» 面白いらしい。読んでみたい。
Mangaという売り場があってShônen, Shôjo(だったかな?)などと細かくジャンル分けされていてすごいのだが、これは。(画像をクリックすると拡大します。)
↑ Hentaiってジャンルがあるとは(爆)アダルトって訳してあるけど。
…もしかして今、日本でもこうなってるんですか?(汗)
「店舗は叩き売りに 我々の賠償金はどこへ」「(2001年にVirginを買収した)ラギャルデールに殺された」などと書かれた札があちこちにあった。
従業員が着用した赤いジレ(ベスト)がずらりと並び「ここに文化を理解する勇士が眠る」と墓標のような文句が書かれていたコーナーも。
Virgin Megastoreのあるこのシャンゼリゼ大通り52番地の建物には大手スーパーMonoprixもあって、広大な敷地の面積は
何となく話は聞いていたけど、サルコジが大統領だった時にカタールやフランス在住のカタール人投資家に特別な措置をはからって、大きな不動産取引などが非課税になったりするのだそうだ。
Virginがなくなったら次に一体何が入るのかが注目されている。やはりカタールが投資しているPSG、Apple、Nike、Victoria’s Secretなどが噂になっているけれど…?
それにしても、カタール、恐るべし。
今やシャンゼリゼやヴァンドーム広場など、パリの街って実は石油王の庭になっているらしい。
シャンゼリゼといえば、今年3月に78番地にM.A.Cもできて賑わっている。
前にあの場所に何があったのか全然思い出せないのが不思議。
時代が変わっていく。。。