音楽学校の試験。

Hôtel particulier Arturo Lopez学年末の試験シーズン。
パリの西に接するヌイイ(Neuilly-sur-Seine)のコンセルヴァトワールのピアノの試験の審査をしてきた。
試験の会場はアルトゥーロ・ロペスという瀟洒な邸宅でびっくり。さすがヌイイ😮
学校はメトロの隣の駅、市庁舎の近くにあるのだが、この邸宅は別館みたいなもので一部のレッスンと、コンサートや試験が行われているのだそうだ。

サロン・デ・コキヤージュ(貝殻の間)という名前の部屋。その名の通り、壁にびっしり貝殻が並んでいた。龍宮城ってこんな感じ?
イヴリーヌ県にあるランブイエ城の「貝殻の藁葺き小屋」からインスピレーションを受けて造ったのだそう。

壁を飾る貝殻 壁を飾る貝殻 珊瑚のシャンデリア Salon Chinois

ピアノはプレイエルだった。ちょっと弾きにくそうだったけど、ヤマハやスタインウェイじゃなくてプレイエルっていうのがヌイイっぽいかも? 笑
生徒さんたちは私が教えているパリ南東の近郊の生徒とはだいぶ雰囲気が違った。
アジア系の生徒(どこに行ってもやっぱり上手な子が多い、と思う私はラシスト?)やラマダン中というイスラム教の生徒もいたけれど、みんなきちんとした服装でマナーが良く、意識が高そうな家庭環境を垣間見た。
学長も先生もまた意識が高い。そもそも試験にうちの学校は外部からの審査員を2人も呼ばないし。
ああ、フランスってほんと地区によって全然違うんだと今更ながらに思ってしまった。
いいオーラと刺激を受けた試験だった。

今週はヴァイオリンの試験と弦楽器の近隣の市との合同試験の伴奏。
今年はパック(復活祭)のバカンスが早く終わったせいか、例年より試験に拘束されている期間が長いような気がする。
まだまだ気が抜けない、、、